悪魔はいつもそこに
発行日:2023年04月26日
出版社:新潮社
ページ数:464P
あらすじ
戦後まもないオハイオ州南部の田舎町ノッケムスティッフ。病気の母親を亡くし、父親が妻のあとを追って喉をかき切り自殺した後、祖母のもとに引き取られたアーヴィンは、義妹レノラとともに育つ。狂信的だった亡父にまつわるトラウマを抱えながらも、愛する家族を護ろうともがくアーヴィン。そんな彼の運命は、世俗の欲にまみれた牧師、殺人鬼夫婦、腐敗した保安官らの思惑と絡み合って、暴力の連鎖へと引きずり込まれていく。そう、悪魔はいつもすぐそばにいた――。フラナリー・オコナー、ジム・トンプスンを凌駕する狂信と暴力をまとった、静かなる慟哭の黙示録。文学ノワールの到達点がここに。