夏の魔術 (トクマ・ノベルズ)
発行日:1988年05月01日
出版社:徳間書店
ページ数:221P
あらすじ
能戸耕平は19歳、一浪してこの年ある私立大学の文学部に入学した。季節は晩夏、左の胸ポケットに3週間の休暇、右の胸ポケットには20万を入れて、彼は新学期がはじまるまで目的地のない旅をつづける計画だった。すでに10人ばかりの客を無人ホームに降して下り列車が去ってから1時間以上も経過していた。「お兄ちゃん、ひとり旅?」と声をかけてきた子どもがいた。来夢という名の12歳の女の子だった。恋のアバンチュールにはちょっと若すぎる…。やがてこの二人の前に珍妙な人物と怪奇な現象が嵐のように襲来して…。