雨の狩人
発行日:2014年07月24日
出版社:幻冬舎
あらすじ
「刑事を辞めるか、人間を辞めるか」新宿署の一匹狼刑事・佐江は法を捨て、日本最大の暴力団最高幹部・延井は、面子を捨てた。やがて数奇な運命の少女と刑事の孤独な魂は、重なりながら、濁流の渦へと飲み込まれてゆく――。誰も体感したことのない緊張と感傷、そして狂熱。日本現代ミステリの極致!「誇りのために殺し、殺され、誇りのために守り、守られる」新宿のキャバクラで、不動産会社の社長が射殺された。捜査に当たった新宿署の刑事・佐江と警視庁捜査一課の谷神は、その事件の裏に日本最大の暴力団である高河連合の影があることを突き止める。高河連合最高幹部の延井は、全国の暴力団の存亡をも左右する一世一代の大勝負「Kプロジェクト」を立ちあげ、完全無欠の殺し屋を使い、邪魔者を排除しようとしていた。佐江、谷神と高河連合が、互いの矜持と命をかけた “戦争"を始めようとする中、プラムと名乗る一人の少女が現れる。進むことも退くこともできない暗闇の中にいた佐江は、絶望をたたえたプラムの瞳に、一縷の光を見出すが……。「新宿鮫」と双璧を成す警察小説シリーズの最高傑作、ついに誕生!著者について1956年、愛知県名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門を受賞。94年『無間人形 新宿鮫IV』で直木賞。2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』、07年『狼花 新宿鮫IX』、12年『絆回廊 新宿鮫X』で日本冒険小説協会大賞を受賞。04年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞、10年に日本ミステリー文学大賞、14年に『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に『北の狩人』『砂の狩人』『黒の狩人』『獣眼』『冬芽の人』『ライアー』など多数。