月の欠片(かけら)
発行日:2014年02月07日
出版社:祥伝社
あらすじ
開化の帝都に連続する死。“四人の敵"は誰なのか?新時代への希望を胸に成長する青年が事件を追う、気鋭の長編時代書下ろし!戊辰戦争で孤児となった会津の青年琢磨は、十六歳を迎え、築地外国人居留地近くの西洋茶店都鳥に寄宿することとなった。主人の祐三郎は、書生を無償で西洋塾に通わせる奇特な人物。だが、訪ねた矢先、新橋の牛鍋屋主人治五郎が割腹死体で発見される。明治の世に切腹? 侍の出ではなく、若い頃の悪事を悔いて洗礼を受ける予定だった治五郎が、自死を選ぶのは不自然だった。さらに、この事件には、一連の敵討ちの端緒と思われる、ある理由があった。続発を防ぐべく、琢磨たちが治五郎の過去を洗い始めた矢先、第二の殺しが……。