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ストーンサークルの殺人
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ストーンサークルの殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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| あっという間に読み終えました。英国北部を舞台にした定石のシリアルキラーの話で陰惨な記述もいっぱい出てきますが、すねに傷持つ停職中の刑事と奇人変人タイプの内勤女性分析官のかけあいをサブストーリーにして、本筋もテンポよくどんどん進みます。それ以外の今後レギュラーになるんだろうなと思える登場人物たちもなかなか魅力的です。最後の謎解きの部分が自分的にウエット感が過剰だったのと、主人公の刑事が魅力的なのは間違いないのですけれど、どうもまだどんな奴かはっきり迫ってこなかったので4点。続刊を大いに期待して待ちたいと思います。 | ||||
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| 猟奇的な連続殺人事件、関連性のない被害者、真相を明らかにするためには手段を択ばない型破りな警察、と聞けば既視感を覚えずにいられないだろう。 私自身本書の序盤では、どこかありきたりだなと思ってしまった。 しかし本書の面白さはその既視感をぶっ飛ばしてくれる。 怒涛の展開で読む手を止めさせることなく、あっという間にラストまで持っていく展開力には脱帽だ。 過去の事件を掘り起こすと次々と浮かび上がってくる謎や巧妙に張り巡らされた伏線。 この様に書いてしまうと既視感が増すかもしれないが、本書のそれらは一級品でゴールド・ダガーを受賞したのも納得できるクオリティである。 真相を追えば追うほど更なる謎が浮かび上がり、予想だにしない描写が伏線だったと気づかされる。 これこそがミステリーの醍醐味だと改めて感じさせられた。 本書で起こる事件の手口は残酷で、目を覆いたくなるような惨い事実も明かされる。 それでも陰鬱な気分を引きづることなくサクサク読み進めていけるのは、キャラクターの持つ魅力だろう。 正義のためなら手段を択ばず、周りの警察からは嫌われている不器用な主人公ワシントン・ポー。 持ち前の直感と規則に縛られない行動力を見ているのはとてもすがすがしい。 そしてその主人公と同等かそれ以上に魅力的なのがティリー・ブラッドショーだ。 一般常識に疎く人付き合いが苦手だが、天才的な頭脳を持ちデータ処理においては右に出るものがいないほどの実力の持ち主である彼女。 ポーとの出会いをきっかけに、自らの正義を貫く逞しさと行動力を身に着けていく彼女の成長ぶりも本書の見どころの一つであろう。 そして何よりポーとティリーの友情が今後のシリーズにおいて最も楽しみである。 個人的に本書で最も好きなシーンはラストシーンだ。 1つの物語の終止符でありながらも、今後の展開にも期待させる見事な幕引きとなっている。 また、本書はシリーズなのでまだ完璧に謎が解明されたわけではない。 訳者あとがきによると、本シリーズはすでに三作品が刊行されているらしい。 本書ですっかりファンになってしまったので、翻訳される日がとても待ち遠しい。 | ||||
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| 題名通り、イギリスのストーンサークルで起こった老人の連続焼殺事件を扱ったミステリ。被害者達の男性器の切除、被害者間の<missing link>の謎もあるが、最大の謎は三番目の焼死体に本作の主人公である停職中で嫌われ者の元警部(本作で現場復帰)のフル・ネーム"ワシントン・ポー"の文字が刻まれていた点である。停職理由を中心に警察内部の人間関係の描写が煩雑過ぎて退屈(犯人が警察内部の人間でなければ)だが、光っているのは"IQ 200"の超天才ながら他人とのコミュニケーションが取れない無垢な女性部下のティリー(焼死体のスキャン画像から上述の文字を発見するプログラムを書いたのもティリー)。きっとティリーが解決のヒントを出すのであろう。 ストーンサークルはカンブリア州に集まっている由だが、そこはポーの地元。経緯からして犯人はポーと何らかの関係がある(過去の逮捕者or警察関係者)かポーをフェイクに使っている(これでもポーの関係者だが)。そこへ、カンブリア州で26年前に塩漬けされて自然死と判定された人物(仮称トーロン人、発見者は遺体の腕時計を盗んだ)を、もし生きていれば今回の被害者達と同世代という理由だけでポーは関係者と断定する。チョット飛躍が過ぎる。更に、ポーはトーロン人の墓を発掘(!)するが、そこからは新しい被害者が発見される。犯人がポーの行動を熟知している事が分かり、腕時計がキーになりそうだ。そこから、養護施設の献金リスト上の6人(「5+1」で数が合う)の老人と4人の男娼として売られた少年が浮かび上がるが、ポーの捜査は行き当たりばったりという感が否めないし、粗野な性格の割には描写が地味で堅苦しい上に、何でもかんでも書き過ぎる。 <missing link>の謎は解け、男性器切除の理由も分かり、ティリーが開発したプログラムによって犯人が使用した車が特定される。犯人もポーを本事件に引き込んだ想定内の人物。冒頭の魅惑的な謎を"省略の美"を知らずに大部・矮小化してしまったミステリ味の薄い凡作だと思った。 | ||||
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| 久々に読みごたえがあり、面白いと思いました。主人公のポーよりティリーが気になり彼女の物語を読みたいと思いました。 | ||||
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| 「ストーンサークルの殺人 "The Puppet Show"」(M.W.クレイヴン ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み終えました。 舞台は、イングランド・北西端、カンブリア州(スリラーの中では、あまり描かれることがなかった舞台だと思います)。年配男性がストーン・サークルで焼き殺される連続殺人事件が発生します。犯人は、マスコミから"イモレーション・マン"と名付けられ、捜査は難航し、主人公・ワシントン・ポーが巻き込まれていきます。彼は、国家犯罪対策庁、重大犯罪分析課に所属しながら、わけありで停職中でしたが、あることがきっかけとなり、その停職を解かれることになります。何故、年配男性だけが狙われるのか?ストーン・サークルという特異な現場は?そして、その殺害方法はかなり猟奇的です。 パズラーですから、ストーリーを語るのはこの程度にしておきたいと思います(笑)いつも書き過ぎているかもしれません。お許しください。 前半は、「まあ、アベレージだな」と思いながら読んでいましたが、65/100ぐらいからはアクセル全開、ノー・ブレーキで読み進めることができるでしょう。伏線が至る所に張り巡らされており、ほぼすべてが回収されていると思います。また、<Who-Done-It>と<Why-Done-It>を解き明かそうとする横方向に流れる物語の中に主人公・ポーに纏わる過激な<ウォーター・フォール>のような縦方向の物語が設えられており、その構造は、巧緻で、自然で、まるで「環状列石」のようにとても美しい。 「ポピュリズムとフェイクニュースによって、世間の半分が愚かな怪物に変わってしまったような」イングランドを「こだわりが強く、他人の神経を逆なでしがちな」主人公・ポーと(実は同じような性格でありながら)サイバー空間の中からプロファイリングのためのリソースを魔法のように見つけ出すポーの相棒、ティリー・ブラッドショーが、自尊心を捨て、あるべき<正義>に向かって駆け抜け、真相へと迫ります。 主人公・ポーの物語は、シリーズ化されているそうですね。少しだけ満たされなかった部分は、継続するシリーズの中で解消されていくのでしょう。 そして、思うことは、パズラーとしての<論理>以上にこんなことなのかもしれません。 友情こそ、至上の愛。 | ||||
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| 2019年ゴールドダガー受賞作。 老人をストーンサークルに縛り付け焼き殺す残酷極まりない連続殺人。 探偵は、国家犯罪対策庁に復職したばかりの暴力的部長刑事ワシントン・ポー。シリーズ第1作。この名前には忌まわしい意味があり、本人はラスト近くでその意味を知ることになる。 直上上司はかって部下だった女性警部フリン。よい女性上司。 途中までは、連続殺人捜査物としては普通の展開。これがどうしてゴールドタガーなんでしょう。 後半は、連続殺人捜査物としても強引すぎる展開。これがどうしてゴールドダガーなんでしょう。 だが、ラストまで来ると納得する。これはゴールドダガーに値する。 一番の魅力は、相棒となる天才女性分析官テリー・ブラッドショー。風変わりとも、世間知らずとも、発達障害とも取れる言動で、友達もいない。署内でも外でもいじめられことになれている。だが、いじめを粉砕してくれたポーはたった一人の大事な友達となる。 テリー・ブラッドショー万歳。 | ||||
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